アレルギーQ&A|アレルギー科専門サイト

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質問にお答えいたします。

花粉症が最初におきたのはいつごろですか?
花粉症は現代病のひとつと考えられていますが、実はかなり昔からある病気です。
9世紀頃、イギリスの農民が牧草を刈り取って乾燥のためにサイロに収納する際、人によっては鼻からのどにかけて焼け付くような痛みとかゆみが生じて、くしゃみ・鼻汁・鼻づまりがとまらなくなることが知られました。当時は、症状が熱っぽくなることから、枯草熱と呼ばれました。
植物などの花粉が原因となるアレルギーが花粉症ですが、欧米では今でも、枯草熱(hay fever)と呼ばれていることもあります。
医学的に初めて報告されたのはイギリスの学者ボストークで、イギリスのブラックレーは枯草熱がイネ科植物の花粉に関係していることを、明らかにしました。
花粉症と風邪の違いはどう見分ければよいですか?
花粉症と風邪は同じような症状が現れるので、どちらかなのかはっきりせず、お悩みになることもあるかと思います。
花粉症は花粉に対しての体の防衛反応で、風邪はウイルスや細菌に対しての体の防衛反応です。
共通点としては、くしゃみ、鼻水などの症状があります。花粉症では、微熱は出ても、高熱が出るようなことはありません。くしゃみの回数も手がかりのひとつとなり、5回、6回もくしゃみが続く場合は、花粉症の可能性が高くなります。眼・鼻の症状に加え、のどのかゆみがあれば、花粉症かもしれません。
風邪はウィルスによる感染症の一種で、発熱とのどの痛みを伴います。また、水ばなは、数日で黄色い鼻汁に変わることが多いです。風邪では目のかゆみは見られません。
春の花粉症はスギ以外にもどんなものがありますか?
春の花粉症で最も多く有名なものはスギ花粉症です。
2月になると、スギ花粉症をお持ちの方にとっては、辛い季節となります。
春に起こるスギ・ヒノキ花粉症はよく知られていますが、スギ・ヒノキ花粉以外にも多くの種類の植物が花粉症の原因となります。
スギ花粉に続いて飛散し始めるのは、ヒノキ花粉症です。ヒノキ花粉は例年2月下旬から飛散し始めますが、特に3月~5月がヒノキの主な飛散時期で、ヒノキ花粉症患者の約7割がスギ花粉症患者ですので、スギ・ヒノキ花粉症とも呼ばれています。
スギ以外の花粉症の原因植物
春 : シラカバ、ハンノキ
初夏:カモガヤなどのイネ科植物
秋 : ブタクサ、ヨモギなどのキク科植物、カナムグラなどのクワ科植物
花粉の飛散する季節は、植物によって、また花粉症は原因植物によって症状の現れる時期が違います。
海外では花粉症はありますか?
日本ではスギが花粉症の原因として知られていますが、アメリカで多い『ブタクサ』花粉症、ヨーロッパで多い『イネ科』花粉症などがあります。
日本では、1964年頃にスギ花粉症が発見されています。なぜ日本でスギ花粉が多くなったのかというと、戦後の植林政策が関係しています。
成長の早いスギの木を大量に植林し、その木が大人になった1970年代から大量の花粉が飛ぶようになりました。
ブタクサは、日本には第2次世界大戦後に米国から帰化した植物といわれています。「マッカーサーの置きみやげ」とも呼ばれてました。
ちなみに、カモガヤも明治時代日本に広がりました。
花粉症はなぜ最近増えているのですか?
花粉症といえば、国民病の一つとまでいわれるほど、日本人が悩まされている病気ですが、花粉症は日本では戦後に初めて報告されました。
スギ花粉飛散を減少させる方策として、花粉の多い木の抜き伐りや花粉の少ないスギへの品種改良の取り組みが行われています。
日本では、1960年代から40年間ほどで、スギ花粉症が激増しました。
増加の原因としては住居の変化、花粉飛散量の増加、排気ガスの汚染などがあげられます。
1、住居の変化
住宅やオフィスの変化により、通気性の少なくなり、ハウスダスト・ダニ・カビの温床を作り、アレルギーを起こしやすくしています。
2、スギ花粉飛散量の増加
スギ花粉の飛散量は年によって大きく変動しますが、戦後に大量に植えられたスギの木が成長し、開花適齢期をむかえています。
さらに、地球温暖化の影響も受け、春のスギ花粉飛散量が増えています。
3、大気汚染
排気ガスや工場などからでる汚染された大気中の微粒子は抗体を産生しやすく、花粉症を発症しやすくします。
また、舗装道路の増えて、一度地面に落ちた花粉が再び舞いあがることも要因の一つです。
花粉が1日で多く飛散するのは何時頃ですか?
1日の中で最も花粉が多く飛散するのは日中12時頃です。
その他にも夕方の6時前後で多くなります。なお朝の通勤時間帯にも花粉が多く飛散しています。
雨の日は、花粉の飛散は少なくなりますが、雨の日の翌日は、逆に雨で落ちた花粉が乾いて再び飛散するので、飛散する量はかえって多くなってしまいますので注意です。
花粉症になりやすいのは、どんな人ですか?
花粉症になりやすい、なりにくいは体質による個人差はありますが、今は症状がない方でも、この先かからないということはありません。
アレルギー体質の人は花粉症になりやすいと考えられています。
過去にアレルギーの病気(喘息やアトピー性皮膚炎など)にかかったことのある方、また家族にアレルギーの病気の人がいる方は花粉症になりやすいです。
発症する確率は、それまでに花粉を吸ってきた量が関係しています。
数年しか花粉を吸っていない子供と、何十年間花粉を吸ってきた大人では、大人の方が発症しやすいです。
花粉症で仕事に集中できない場合はどうすればいいですか?
仕事中にくしゃみ、鼻みずが止まらなくなってしまうと、集中力もなくなり、仕事に効率が落ちてしまいます。
花粉症の治療で使用する薬としては、飲み薬、点鼻薬、点眼薬などさまざまなタイプの治療薬があります。
飲み薬を飲んでしまうと中には眠くなってしまう方もいらっしゃると思いますが、医学の進歩により眠くなりにくい薬も開発されました。
どの症状を抑えたいかによって、使う薬が異なりますから、医師の診断を受けた上で自分のライフスタイルに合わせて選択するとよいでしょう。
花粉症が軽くなったら、薬はやめていいですか?
花粉症の症状は基本的には花粉の飛散量によって変化します。
雨が降ると花粉は飛ばないので、雨の日の症状は軽くなります。
症状が軽くなったため、薬の服用をやめてしまうと、次の大量飛散時にいっきに症状が悪化することがありますので、毎日規則正しい生活をして、きちんと薬を飲むことが大切です。
なお、服薬は花粉飛散後期になり、花粉飛散量が減ったら減量することができます。
例えば、1日2回飲んでいた薬を1日1回に減らして服用することもあります。
花粉症の薬を飲み忘れたら2日分一度に飲んだ方がいいですか?
毎日花粉症の薬を飲むのは大変なため、症状が軽くなった時や花粉の飛散が少ない日などは、薬を飲み忘れてしまう方も多いと思います。飲み忘れたからといって、2日分を一度に飲むのはやめたほうがいいです。
1日の適量は決められており、過剰に飲むことにより副作用が出現することもあります。
1日忘れても今後毎日飲み続ければ、薬の効果は持続します。
花粉症の目薬が2種類さす場合はどのようにさせばいいですか?
花粉症の目薬の場合は、最初に使った目薬から5分ほどの間隔をあけて、次の目薬をさしてください。
花粉症の目薬は何回さしても大丈夫ですか?
目薬だから体に影響はないだろうと考え、使いすぎてしまうと、かえって眼を傷めてしまうことがあります。
医師の処方通りにつけていただくことが安全です。
特にステロイドの成分のはいった目薬は、使いすぎると感染症や緑内障を起こすこともありますので、注意が必要です。
また、目のかゆみなど症状が重くなってしまった場合、使う回数を増やすのではなく、効果の高い点眼薬を併用する場合もあります。
去年の春に処方された花粉症の目薬は使っても大丈夫ですか?
去年開封した目薬を使うのをやめた方がよいです。
点眼薬には防腐剤が入っていますが、冷蔵庫で保存していた薬でも開封した場合は雑菌が増殖していしまいます。
また、使用中も目薬の容器の先が、目やまつ毛に触れないようにして、清潔に取り扱いください。
以下のような症状の方はお気軽にご相談ください
 

アレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性結膜炎、アレルギー疾患

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